小楠作 彫駒 王羲之書 御蔵島黄楊
中国東晋時代の書聖、王羲之の筆跡を将棋駒にしました。
すでに過去に王羲之書は故・香月氏が作っていますが、当方の字形は【王羲之書法字典】から文字を拾い新たに組み直した全くオリジナルな字形です。
まだ改善の余地はありますがその面白さを評価してくださった方々からの注文で数組の制作実績があります。
小楠作としては2作目の挑戦ですが思った以上にスムーズな線質表現が出来たと思います。
中国東晋時代の書聖、王羲之の筆跡を将棋駒にしました。
すでに過去に王羲之書は故・香月氏が作っていますが、当方の字形は【王羲之書法字典】から文字を拾い新たに組み直した全くオリジナルな字形です。
まだ改善の余地はありますがその面白さを評価してくださった方々からの注文で数組の制作実績があります。
小楠作としては2作目の挑戦ですが思った以上にスムーズな線質表現が出来たと思います。
画面左側が淘水作、右皮が掬水作です。
同じ菱湖書を柾木地でとのご希望で製作しました。
虎斑の上木地に、たっぷりと字形「宗歩好」を彫埋に仕上げました。
彫埋は彫りの技が直接見える為に評価の厳しいい仕上げですが、淘水の彫りは印刀の淀みもなく切れ味よく仕上がっていると思います。
日本将棋連盟所蔵の奥野一香作・名人駒と同じ書体ですが、シャープな線質と伸びやかなで表現にしてあるため、より現代的な雰囲気に仕上がったようです。
大阪の井上一郎製作所様扱い。預かり木地での製作です。
R5 5月 掬水記
市役所南側を通る倉津川沿いのし枝垂れ桜。4月11日撮影
恒例の天童桜まつりは、満開から天候不順のためやや過ぎようとしています。
4月15日、16日に行われる人間将棋は会場の舞鶴山の桜は最盛期を過ぎる頃となるようです。
将棋駒組合の展示会も例年通り人間将棋会期中に開催します。
今年の会場はパルテの改装などもありいつもより小さいスペースのため各事業所制限の中で厳選した製品展示になるでしょう。
展示販売品の1作、淘水作「三邨書」彫埋駒です。自然木の赤系柾に、熊谷三邨書はかなり久しぶりで淘水作では珍しい書体です。
R5・4月
御宸筆形の錦旗です。
最近の「錦旗」注文はほとんどが御宸筆形になってきています。
この駒は依頼者のご希望で根杢木地を画像で確認いただいて製作しました。
根杢木地は模様の変化が大きく、また湿度など保管の環境で木地が動く場合があありますし、製作工程から扱いが難しい木地でもあります。
1本の材から木取りしてあるので色合いの統一感は出ています。
盛り上げの漆はかねてからの取り組みの一つ、艶の出し方に気を付けてあります。
古典の雰囲気を入れた字形と変化のある木地、艶のある盛上げ漆のバランスが評価をいただけるかどうかのポイントと思います。
R5・2月 掬水