掬水作 盛上駒 清安書 御蔵島黄楊 銀目杢
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今年最初の作、錦旗の盛上駒。御宸筆形にして、なるべく古典に寄り過ぎないように。
木地は年月のたっているので色相いは良く班は強くはないが落ち着きがある。
将棋を指す道具だが、この小さな舞台は何十年作っていても難しく果てし無い。
令和3年1月 掬水記
謹賀新年
新型コロナ感染症の厳しい日々に加え、今冬は昨年とうってかわっての大雪の毎日です。
変毒為薬とも、災い転じて福となす、とも云いますようにお互い十二分に気をつけ対策を怠りなく
乗り越えていきましょう。
また自分の仕事においても精進怠りなく取り組んでいきたいと思います。
本年もよろしくお願い申し上げます。
令和3年 1月2日 掬水
褚遂良(596~658)/中国唐時代の書家
大手の専門店から製作依頼を受けて褚遂良の法帖から文字を集字して駒文字に作り上げました。
今まで数組製作。
令和2年11月 掬水記
松平穆堂(明治17~昭和37) 書家。黒崎研堂門下髄一ノ逸材。 教諭の傍ら書を研鑽し55歳の時宮内省より招かれ皇統譜等多くの官紀を描書く。鶴岡に鶴城書道会を設立し数千人の門弟を指導し庄内書道王国の実現を見る。 『庄内人名辞典』より
庄内・松山の実業家が、穆堂に将棋駒字を依頼して書き残しているが、実際作品化されることなく埋もれていた字母の写しを頂き
桜井が作品にしている。字形は唯一兄弟子の故・村川秀峰氏にのみ差し上げた。
小楠が依頼に応じてこの書体に初挑戦した作。
令和2年 9月 掬水